国際開発ナビ

International Development Navigator

これから開発途上国で活躍したいと考えている皆さんに向けたサイトです。
ガーナの印象

ガーナの印象

このエントリーをはてなブックマークに追加

ガーナの首都アクラに到着して1週間くらいたちます。1週間で何がわかるものでもないけれど、今の時点でのガーナの印象をまとめてみようと思います。 

エチオピアで仕事をしていた時、比較的長期に滞在している人と、短期の出張者とでは国のイメージは結構異なるということを痛感していました。短期滞在だと会う人も限られますし、あまり嫌なドロドロした部分に接することないです。現地の人と握手して話をして食事をして、それで終わりです。私のガーナ滞在もまさにこうした短期滞在だったので、あまり多くの人に接していません。日常生活で困った場面にも遭遇しないですみました。でも、こうした立場を割り引いて考えても、ガーナは良いところでした。

人々は温和で、町は平穏で、整備されています。アジスアベバの道路にはどこもゴミが散乱していますが、アクラの道路は清掃されていて、少し驚きました。アジスアベバだと車は30~40年前の中古車といったボロボロ車が多かったのですが、アクラだと新車が多いように見えます。エチオピアと比べると人々の生活水準が高いようです。人々の住居もこぎれいな感じです。アクラにもスラム街というところがあるそうで、車のなかからちょっと見かけたのですが、エチオピアだったらごく普通の庶民の住居といった感じでした。ガーナを、エチオピアと比べて説明しても、わかりにくいのでしょうが、私にとってはエチオピアがアフリカの基準になってしまっているので、やむをえないです。

こちらでお世話になっているガーナ大学の教員に、エチオピアより国が豊かに見えると伝えました。彼によると、エチオピアは近隣諸国と戦争をしていた時期が長かったから、国を豊かにする余裕がなかったのだろうということでした。ガーナの場合は、イギリスから独立してから、近隣諸国との戦争に巻き込まれることも、内戦を経験することもなかったようです。

さらに、エチオピアに比べ、ずいぶん英国化されているという印象も持ちました。何よりも英語の普及が著しいです。トュフィー(TWI)語という現地語があり、多くの人が使っているのですが、仕事も教育も全て英語で行われています。「ガーナ人は英語がうまい」というよりも、「ガーナ人は英語で生活している」といった感じです。小学校の教育でさえ英語だそうです。家族の間や友人の間のコミュニケーションはトュフィー語のようですが、町で買い物をする時などは、普通に英語を使います。トュフィー語の会話の中に英語が混ざったりします。フィリピン人がタガログ語と英語を混ぜて使うことがありますが、似たような感じです。これだけ英語が浸透していると、社会のシステムも英国式に作られているのだと思います。だから、町のルールが比較的整備されているような感じがするのでしょうか。

あと一つ、どうしても気になったのが、町の物売りです。市内の幹線はいつも渋滞しているのですが、渋滞中の車をめがけて多くの物売りが押し寄せてきます。食べ物、飲み物、衣類、日用品などありとあらゆるものが売られています。路上スーパーマーケットといった感じです。面白いのは男性と女性とで、商品の持ち方が異なっていることです。男性は普通に両手に抱えていますが、女性はほぼ全員が頭の上にのせています。ものすごく大きな荷物でも、重そうな荷物でも、全て頭の上です。手で支えるわけではありません。頭の上に布をぐるぐる巻きにしたクッションを置き、その上に、荷物を載せます。ただ載せるだけでなく、車の間を器用に動き回ります。良く落ちないものだと感心してみていました。エチオピアでは見ない風景なので珍しかったです。いかにもアフリカという感じでした。

ガーナ物売り

アクラでヨーロッパ人に何人か会いましたが、皆一様にガーナは安全で温和で良いところだと言っていました。西アフリカには治安が悪い国が多いようですが、その中でガーナだけは比較的安全なのでしょう。だから、欧米から観光客が良くくるようです。ガーナ大学にはAfrican Studyを学びに来るアメリカの留学生が多いそうです。日本の学生さんが手軽にアフリカ体験をしたければ、ガーナは良い場所かもしれません。

 

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>