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ヨハネスグルで感じたこと。

ヨハネスグルで感じたこと。

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ナイジェリア、ガーナと移動してきて、ヨハネスブルグに着くとやっぱり違和感が大きいです。本当にアフリカっぽくなくて、ヨーロッパの街並みです。オフィス街には白人が目立ちます。アメリカやオーストラリアにいるようだと感じる人も多いようです。3泊だけの短期滞在でしたが、ヨハネスブルグの印象をまとめます。 

アフリカはヨーロッパの植民地だったところが多いので、都市計画も行政や社会の構造もヨーロッパを模倣していることが多いです。エチオピアは植民地支配を免れた国ですが、それでも、ヨーロッパの影響があちこちで色濃く出ています。では、ヨハネスブルグはというと、ヨーロッパの影響どころか、ヨーロッパをそのまま持ってきたような感じです。南アの人口の中で白人は9%に過ぎないそうですが、文化、社会や経済への影響力はとても大きいのでしょう。アパルトヘイト時代から何世代もにわたり、ヨーロッパの文化、社会、経済をそのまま移植してきたように見えます。アフリカの中の壮大なヨーロッパの飛び地といった感じです。

その中で生きる黒人の皆さんは、何となく居心地が悪そうです。黒人の皆さんとしたら、こんなにキッチリした社会でなく、緩やかでアバウトな社会の方が過ごしやすいのではないでしょうか。ガーナでもナイジェリアでも、エチオピアでも、社会はそんな感じだったからです。本当はジャージやスニーカーが似合うのに、無理してスーツを着せられている人々といった感じです。ガーナ等で見てきた黒人の方がもっとイキイキして生活していました。

ある日本の商社のヨハネスブルグ支店でお話しを聞いてきましたが、やはり職場での白人と黒人、そしてインド人の関係は難しいようです。教育水準の違いから、どうしても管理職は白人かインド人が占めることが多く、黒人は雑用係になりがちだそうです。黒人が白人職員に対して、直接に文句や苦情を言うような場面も無いとのことです。

「ネルソン マンデラは白人社会と黒人社会の調和を目指したのでノーベル平和賞をもらった。一方、ジンバブエのムガベ政権は白人を追い出したので独裁政権としてレッテルを張られた」という論調の記事を雑誌で読んだことがあります。南アは白人の作った社会制度を温存していることで、現在の繁栄を享受しているのでしょうが、黒人の皆さんにとっては、いつまでも居心地の悪い状況がつづくような気がします。

写真は、ホテルの近くのネルソン マンデラ スクエアにあるマンデラ像です。本人はまだ95歳で頑張っているそうです。

 マンデラ像1

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