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安倍首相アフリカ訪問

安倍首相アフリカ訪問

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南スーダンから脱出できなくなっていた同僚は昨年末に無事に帰ってきました。SOSという緊急移送サービスのお世話になったようでした。ホテルに待機していたら、10分後に出発と言われてあわててホテルを出たとのことでした。非常時にはいつでも出られる仕度をしておく必要があると痛感したそうです。実は、私も9.11の時にヨルダンに滞在していて、連絡が入ったらすぐに空港に行ける仕度をしていてくれと言われていた時期がありました。結局、何も起こらず無事に過ごせたのですが、この仕事をしているといろいろ経験します。

ところで、安倍首相が中東・アフリカに向けて出発したようです。1月9日から15日までの短期訪問で、オマーン、コートジボアール、モザンビーク、エチオピアの四か国を訪問するそうです。実質4~5日で4か国を訪問するという、忙しいスケジュールです。私は昨年の10~11月にかけて1か月でアフリカ5か国(ナイジェリア、ガーナ、南ア、モザンビーク、タンザニア)を訪問しましたが、それと比較にならないくらい過密スケジュールです。首相をやっているのも大変だと思いました。

私が出張した際に、各国の日本大使館を訪問したのですが、1月に安倍首相がアフリカに来るかもしれないという話は聞いていました。しかし、どのアフリカ諸国に来るかはまだ決まっていなかったようでした。ナイジェリアの大使館員は「こんな危険な国に欧米諸国だって首脳を送ったケースはない。日本の首相が来るわけがない」と言っていましたが、やはり訪問先には入りませんでした。ガーナの場合は野口英世記念館があるため、日本の要人(皇室含む)の訪問が良くあります。安倍首相の訪問可能性はあったのでしょうが、今回は訪問しませんでした。特に急ぎの用事が無かったのでしょう。南アは絶対訪問すると思っていました。鉱物資源が豊富な国で、日本企業の投資もあります。現地の関係者も首相訪問を期待していました。現地の在留邦人は残念だったでしょう。

モザンビークの大使館員は安倍さんがくるかもしれないとは思っていました。モザンビークは天然ガス開発が進んでいて、日本の商社も活発に進出しています。おそらく過去に日本の首相が訪問したことは無い国なので、今回は訪問先に選んだのでしょう。エチオピアも訪問国ですが、ここになぜゆくのかわかりません。日本企業の関心は低く、特に目立った天然資源もありません。アフリカ連合の本部がある国なので、全アフリカ代表といった意味で訪問するのでしょうか。エチオピア政府は南スーダン対策で大忙しでしょうから、安倍さんが行っても、どれだけ落ち着いた雰囲気で話ができるのかわかりませんが。

いずれにせよ、日本の首相がアフリカにゆくのは良いことです。なんと小泉さん以来、8年ぶりだそうです。中国の国家主席や総理はアフリカに毎年のように出かけていますので、中国に対抗する意味でも、日本の首相が存在感を見せたいところです。もっとも、中国側も対抗措置はちゃんととっていて、安倍首相の訪問直前に外務大臣がアフリカ数か国を訪問して、いろいろ釘をさしていたようです。そういうことをあからさまにするのは、ちょっといやらしとおもいますが。

 

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