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オーストラリア人のチームメイト

オーストラリア人のチームメイト

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今従事しているインドネシアでの技術協力プロジェクトでは、チームに一人オーストラリア人のコンサルタントが入っています。日本人4名、オーストラリア人1名、インドネシア人3名(秘書1名含む)というのが、全てのスタッフです。最初にオーストラリア人を一人入れようと提案したのは、私です。以前から関係のあった英系のコンサルタント会社を介して、適任者を紹介してもらいました。紹介してもらったのは、とても優秀で経験豊富な人でした。プロ野球に例えれば、日本の弱小チームに現役メジャーリーガーが一人やってきてくれたような感じです。4番を任せています。

 チームに外国人、特にオーストラリア人をいれたいと考えたのには、いくつか理由がありました。まず、今回の技術協力の分野が日本でなじみがない分野なので、日本国内に経験豊富なコンサルタント少ないことです。公共財政管理手法の一つをインドネシアで普及させるのが仕事なのですが、この手法はこれまで英米+オーストラリア、ニュージーランドで開発、適用されてきたものなので、日本で馴染みが無いのです。我々もアメリカ人等が書いた本を読んで中身を勉強している状況なので、インドネシア政府に技術指導するには、役不足なのです。

第二に、オーストラリアはインドネシアの公共財政管理に対して長年支援を続けてきています。オーストラリアは隣国のインドネシアに対しては、いろいろな分野で重点的に支援しているのですが、特にこの分野では専門家を多く送り込んでいます。同じようなテーマで技術協力しているプロジェクトもあり、我々の日本のプロジェクトもオーストラリアのプロジェクトと密に連携を取りながら進めてゆく必要があります。そのため、チーム内に一人オーストラリア人がいてくれれば好都合と思いました。

それから、もう一つの理由は、単に多国籍チームで仕事をしたかったからです。昨年まで担当していたエチオピアでの仕事は、日本人数名+エチオピア人数名というチームで実施しました。これだとどうしても日本人だけで日本語の会議をしてしまい、エチオピア人スタッフがいろいろなプロセスに参加する機会が限られてしまいます。日本人だけの会議で日本人が決めて、現地のスタッフに後々指示を出すというパターンになりがちで、どうもうまくないなぁと思っていました。チームに第三国のコンサルタントがいれば、チーム内言語は英語にならざるをえず、全体のコミュニケーションがスムーズになると思いました。

今日の時点で、プロジェクトが始まって2か月ほど、オーストラリア人がチームにはいって3週間ほどたちます。実際にどうかというと、大成功のような気がします。助っ人のオーストラリア人コンサルタントが、とても優秀で経験豊かであることが本当に幸運でした。対外的には、私の部下という位置づけなのですが、実際には毎日いろいろ専門的なことを教えてもらっているので、「師」と仰いでいます。この「師」の方も、日本人チームに入ることで、いろいろ気を使っているように見えます。自国から日本語会話帳を持参してきており、カタコトの日本語を話すこともあります。他の日本人メンバーも、海外経験が豊かなコンサルタントなので、オーストラリア人とうまくコミュニケーションをとっているように見えます。

一つ問題があるとすれば、私の英語力です。私は(大昔ですが)イギリスに留学経験があり、TOEICもそこそこの高得点を出しているので、まぁまぁ英語力がある方とおもいます。しかし、なかなかこのオーストラリア人とちゃんとコミュニケーションをとることができません。専門分野の難しい話であれば、まだ大丈夫なのですが、日常のふとした会話がちょっとやばいです。彼はまわりを和ませようとして、ジョークっぽい話をしてくるのですが、そんな時が全くわかりません。ホテルで朝食時に会って、オフィスでも隣の席にすわり、お昼を一緒に食べて・・・と接触する時間はとても多いのですが、何を言っているかわからないことがたびたびあります。そんな時は、ジャパニーズスマイルでごまかしています。これから3年ちかく彼と仕事をすることになると思いますが、だんだんわかってくるのではないかと、かすかに期待しています。ちょっと情けないはなしですが。。。

 

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