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パリ同時多発テロ

パリ同時多発テロ

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2015年11月13日の夜にパリで同時多発テロが発生し、120名以上の犠牲者が出たそうです。重傷者も多いようで、死者は増えるかもしれません。私が今いるインドネシアでもテレビのトップニュース扱いで、ニュース番組では長い時間をかけて報道していました。犯人はアラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたようで、イスラム国の関与が疑われています。フランスによるシリア軍事介入にイスラム国が報復したのではないかと言われています。日本も「周辺事態」とか変な理屈でイスラム国との戦いに参戦したら、こんなテロ事件も人ごとではなくなってくるのでしょう。

私が気になっているのは、こうした事件をきっかけに、イスラム社会全体が欧米市民によって危険視されてくるのではないかということです。テロの恐怖におびえている人にとって、「アラー・アクバル」は悪魔の呪文のように聞こえるのではないでしょうか。我々日本人は今のところイスラム諸国に対して悪いイメージは持っていないと思います。一番身近なイスラム諸国はマレーシアでありインドネシアなので、それぞれの人々が穏健でテロリストなんかではないことはわかっています。しかし、万が一こうした国々の人々が関与したテロ事件なんかが発生すると、日本人のイメージも変わってくるかもしれません。

実は、数週間前にイスラム国がマレーシアとインドネシアのイスラム教徒に対して、それぞれの国の日本大使館を攻撃するように呼びかけました。今のところ何も起きておらず、呼びかけは不発に終わったようです。しかし、インドネシアにもイスラム原理主義者は存在するそうですし、イスラム国に参加している人もいるらしいです。今後、あやしい雰囲気になってくるのではないかと少し危惧しています。

インドネシアは東西冷戦時代に非同盟中立国の盟主として立ち上がりました。今は、中東のイスラム社会と欧米のキリスト教社会の戦いといった感じになりつつあります。これが宗教対立の形をとる前に、世界最大のイスラム国であるインドネシアが何か発言をすべきではないかと思っています。現政権にそんな度量はあるのでしょうか。以前、インドネシア政府の高官にこれを言ったら、「国内事情でとても無理」と一蹴されてしまいましたが。

 

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